どんなダンスを踊るのか。

都会の荒野で孤高に、そんなイメージかと以前書いている。それは1ミクロンも変わってはいない。今も。

まあそれはそれで顧問が勝手に考えているに過ぎないことではあるけれど、

それでも、少なからずそのイメージは一条高校ダンス部の作品から抽出されたものであり、翻ってそこに還元されてゆくものである。

そもそもストリートダンスとは、カウンターカルチャーであって、そこにレゾンデートルは由来し、あくまで既存の文化価値を打ち破らんとするところに基軸がある。
 
都会の荒野で孤高に踊るのだ。スクランブルのように。

ダンススタジアム、ビッグクラス各地方予選で軒並み優勝しているのは、我々世代に馴染み深い創作ダンス部のダンスである。

なんとも言い難いものがあるが、実際のところそういう事実がある。

それに準じているかのように裸足で綺麗に表現重視で
踊るダンスも格段に増えている。

ある意味なんか昭和に回帰しているかのよう。

それがこの時代の何を象徴しているのかはわからないけれども、個人的にはもっとポップでアナキックでレジスタンスなものを、なんなら度し難いほど梵我一如な舞を期待し、流れに逆らう気概を求める次第ではあるな。

個人的嗜好とは別に、現在のところ、これらのダンスが高い評価を得ており、それを踏まえた上で、ではどうする、どうすべきかは、思考判断決意し、我らは我らなりに踊り続けることになる。
 
もう少し、踏み込んだ話しをすると、九州予選のビッグクラスをTVerで観て、正直驚いたのである。

今までダンススタジアムで聞いたことがなかった学校名ではあるが、しかしながらもう板付きの段階で あっここ優勝やろ。動き始めて一秒で間違いないと確信した。

これは凄いな。

そういう時代が来ており、高校ダンス部の審査においてはそういう評価軸になっている。

対抗するのは一条のダンスしかないな。

都会の荒野で孤高に踊るしかない。スクランブルみたいに。